複雑な親心 [北日本新聞ネタ]
どうも明日の未明から雪のようです。
今、北日本新聞の一面に「富山に生まれてよかった・・東京ララバイ」が連載されています。
そこに登場する学生寮の「明倫館」は、わたしも大学時代2年間お世話になったところなんですが、本当に当時のことが懐かしく蘇ってきます。
また、今、登場している慶応大学生の青年は、実は僕の中学時代の悪友の息子さんでありまして、その偶然性にも何とも言えない縁を感じております。
そして今日の連載その11の父の言葉「戻らんでもいい」は、自分が父から継いだ会社を息子にも継いで欲しいけれども無理強いはできない親心と、その気持ちが痛いほど分かりながらも、自分の人生は自分で切り拓きたい青年としての夢との、それぞれが相手の気持ちを思いやりながらも板挟みになって葛藤しているのが、読んでいるこちら側にも痛いほど伝わってきて、特に父親である彼の「戻ってこなくてもいい」の言葉は、親として同じ立場の今の自分の代弁をしてくれているような気がして胸に深く浸み渡ります。
良い連載をしてくれて、新聞社には感謝しています。
この記事を、札幌と金沢にいる息子たちに是非読んで貰いたいと考えるのは、親のエゴなんでしょうか?
(実はメールで子どもたちにwebunのアドレスを教え見るように伝えたのですが・・・・)
親心は本当に複雑です。
揺れる親心
大学を中退して芸人になると言いだした息子に、父親は激怒した。
「お前が学業を捨ててお笑い芸人になるなんて、家の面汚しだ!」
芸人志望の息子はめげずに、答えた。
「だったら、僕は名前を変えるよ。それでいいんでしょ?!」
父親はふたたび声を張り上げた。
「名前を変えるだと?バカモン」
「そんなことをしたら、お前が成功した時、俺の息子だということがわからなくなるじゃないか!!」