「ビミョー」って微妙・・・? [個人ネタ]
本当に新しい言葉、造語が世の中に溢れ返っていて「意味がわからん」と嘆いているのですが、これも年を取ったということでしょうか・・
高校生になる一番下の娘にはしょっちゅう事あるごとに、「お前何処の国のもんだ!チャンとした日本語話せ!その表現はこんな時には使わないぞ!」と口酸っぱく言っているのですが、相手は私は過去の遺物の「うるさオヤジ」としか思ってませんから、馬耳東風、平気の平左です。(この意味も知っているのか親としてちょっと不安)
で、最近、気になる使い方をされているのが「微妙」という言葉なんです。
テレビの若いタレントのインタビューだけでなく、有識者という範疇で有名な年配のコメンテーターにしてもやたら使っているというか、この言葉が氾濫しているような気がしてなりません。
「ハワイ旅行どうでしたか?」 「ビミョウー」
「今度の役は難しかったですか?」 「ビミョー」
「あの映画どう思います?」 「ビミョー」
「老後、年金は大丈夫なんですよね?」 「微妙」
「議員は、本当に日本の未来を考えているのですか?」 「微妙」
「景気や失業は良くなるんでしょうね?」 「微妙」
日本は本当に良い国になれるんですか?」 「微妙」
等々(挙げるとキリがありません)
ま、タレントさんのヤリトリはともかく、およそ各界の専門家の方々の口からの「微妙」発言から実はハッとしたことが・・
「ビミョー」は今の日本の姿を的確に反映している言葉なんではないかと・・
今はまさに「ビミョー」だらけ。
言葉が荒れているとすれば、世の中が荒れているからそのような言葉を生みだしているのかも知れないと・・・。
結局、私たち大人たちが何事も先送りをして、問題を解決せず、曖昧なことでいっぱいの世の中を作ってしまった結果が「ビミョー」たる言葉が跋扈するに至ったのではと反省している自分がいるのも事実です。
折しも、今は娘の高校の中間テスト期間。
帰ってきた娘に、
私:「テストどうなんだ?」 娘:「ビミョー」
私:「そんな曖昧なのでどうするんだ!できたかどうかはっきり答えろ!」
娘:「なら、聞くけど、パパは父親としてどうなの?」
・・・・・
私:「・・・・ビミョーかな」
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